もしも、学校が・・・！？

指令２・バクダン池の謎をとけ

無残に粉々になって壊れたピラミッドハウスの破片は、撤去され、屋上には立ち入り禁止の
張り紙が。
再び校長室に呼ばれる野村ら三教師たち。
『どうして屋上にあんなものを運び込んだのか！？』
と、問い詰められるが、野村は”UFOを呼ぶ為”だということは口にしなかった。
校長先生や、古手川先生らには内緒だということを聞き、喜ぶ４人。
だが、一時は仲間に加わってピラミッドハウス作りをしたさとるの態度はそっけない。
一緒に先生達の課外授業を受けよう、という道也と純子の呼びかけにも
「ボクにγの連中と一緒に、お勉強しろっていうのか？！」
と、冷たく言い放つ。
小学校時代、校内でIQが一番になったこともある、優等生の彼は、プライドが邪魔し、
落ちこぼれγ組の道也たちには、まだ心を開ききっていなかったのだ。

一方、道也と純子は二人、先生達の住む「哲志寮」に出向き、そこで野村先生の奥さん
静香に頼まれ、アパートの空室に植木鉢を運ぶのを手伝う。
そこで、道也は学校の屋上の時よりも、UFOからの強い電波を感じたのだった。
道也は、純子と共に、もっと詳しく電波のことを探ろうと、こっそり花の引越しした部屋に
忍び込もうとすると・・・。
ジョギング帰りの静香と鉢合わせしてしまうが、純子が気転をきかせ、
「今度来る時、肥料持ってこようと思って。花の種類、見ておきたいんです。」
と、植木の花の様子が見る振りをして、部屋に入ることに成功。
するとそこで、不思議な現象を目の当たりにすることとなる・・・。
静香が一度、部屋から出て行き、道也と純子が部屋に二人だけになった時。
アパートの庭先で、道也が拾った石ころが光り、さらに植木鉢の草木が次々に芽吹き、
成長をし始めたのだ。
驚いて、道也の腕を掴む純子・・・。

同じ頃、さとるの部屋のマイコンにも異変が起きていた。
電源も入っていない、マイコンの画面に突然ピラミッドハウスを乃図形が映し出されたのだ。
この報告をする為、大胆にも家から学校の職員室に電話をし、純子を呼び出すさとる。
純子も、アパートでの不思議な体験話をさとるに話して聞かせた。
かつて、哲志寮があった場所が、バクダン池と呼ばれ、不思議な力がある為だと推測。
屋上よりも強い電波があると確信した道也は、アパートの部屋をアジトにしようと提案する。

カリキュラム一日目。
初日は、若菜先生による”孤独会”が、行われる日である。
道也、純子、俊二、雄作の４人は、表向きでは、真面目に会に出席する振りをしながら
裏では、（目の前で、不思議な現象に見舞われ、UFO話を信じ始め、仲間に加わった）
さとるが、外で自分のマイコンを部屋に運び入れようと待機していた。
若菜先生による、”手打ちそば作り”が、和気藹々とした雰囲気で行われる中、彼らの
計画は密かに進められていたのである。

野村先生宅では、第一回カリキュラムに生徒達が参加してくれたことを祝して、酒盛り！？
が（アパートの住人全員で）行われていた。
そんな中、マイコンを部屋に運んだのだが、物音で先生たちが異変に気づき、
部屋に忍び込んでいた道也たちの姿を発見。
またしても激怒する、伊達。
そして、先生らが５人のいる部屋に足を踏み入れた瞬間。
「ノンチャン、髪の毛こんなになっちゃった！！」
静香が、叫び声をあげながら、走ってきた。
気づくと、静香をはじめ、部屋に入った８人の髪の毛が逆立っていたのだ！

指令・１

指令・２

指令・３

指令・４

指令・５

指令・６

最終指令

もしも、学校が・・・！？